「中学受験を目指すから、私立小学校で学ばせたい」という家庭が増加中。小学校受験もして、中学受験もするってこと？その事情、その理由を考える。

「お受験」は、９０年代の造語。バブルの時代、ゆとり教育の時代、２つの小学校受験ブームを経て、今なお独特のニュアンスを持って使われる言葉。

インターネットはオールマイティー、簡単に調べられて重宝します。ネット上に溢れるお受験情報。でも、匿名性の高い情報は大丈夫？真偽のほどは？

英才教育、早期教育、外国語教育etc. 溢れる幼児向け教材。みんな素晴らしいけれど、それだけに偏るのは禁物。幼児期の真の成長は、家庭生活が基盤です。

公立小学校も私立小学校も、どちらも同じ「学校」でしょう？どこが、どんなふうに違うの？ひも解いていくと、いろいろと違いがはっきり見えてきます。

小学校受験をする！と決めたけれど、さて、どんなことをどんなふうに進めれば良いのか？何となく流されるのではなく、しっかりと考えて動きましょう。

いまや小学校受験は、中学受験同様「受験産業」の一端を担っています。少子化のもと、企業努力で巧みなあの手この手は当然のこと。ハマる側に責任あり。

親のリードのもと、両親のDNAを受け継いだ子ども達は、日常の中で育ちます。共働き家庭でも同じこと。家族揃っての時間は短くても、密度の濃い時間を。

昭和の後期にグッと門戸を広げた私立小学校。それまでの閉鎖的な空気が少し緩和されてきても、わからないことだらけ。自ら「感じる」ことが大事です。

日本人の母国語は日本語。日本人の子どもは、正しい日本語を学び、話せなくてはなりません。グローバルな時代だからこそ、子どもの日本語力が問われます。