0~4歳児
0~4歳児のお子様のいるご家族へ
幼児教室マナーズへのお問い合わせで、お子様の年齢記入欄に「0歳」や「1歳」と記されたものがたくさんあります。きっと産休・育休の間に「少し先のことまで考えておこう」というご家庭なのでしょうね。
でも、ちょっとご一緒に考えてみましょう。
昭和から平成、令和と、 「家庭の在り方」「親子の関係」には目を見張るような変化がたくさんありました。
小学校受験を考えたのをきっかけに、これを一つのチャンスとして、一度立ち止まり、「家族の在り方」「親子の関係」について真剣に考えてみてください。
親のタイプは大別すると「この2つ」があり、それぞれのタイプは時代とともにその在り方が変化していると私は考えています。
タイプ1 「子育て・教育・成長に高い関心とこだわりを持つ親」
タイプ2 「子育て・教育・成長に無関心、無頓着な親」
小学校受験を考えるご両親は、概ね タイプ1。このタイプのご両親は、幼児期からの教育に深い関心を寄せ、高い意識を持って子育てをしようとされています。幼児教室マナーズの個別相談(詳細は、こちらをご覧ください。)でお目にかかってお話をしても、ご両親の前のめりの「強い思い」をひしひしと感じます。
幼児教室マナーズが開校した1993年頃 には、国内外の高名な教育学者が説く教育論を読破したご両親や、様々な教育法に則った幼児期からの教室に通わせているご両親、というような、驚くほどの教育熱心なご家庭もありました。
近年では、インターネットやスマートフォンの普及後に親となられた方が主流ですから、紙媒体ではなく、ネット上の様々な情報を集め、成長への効果が高いと謳われている早期教育や英才教育に精通し、それらを早々と実践している、というようなご両親が増えてきました。
いかがでしょう?気づかれましたか?
このタイプご両親達は、 教育に対して大変ご熱心ですが、自分達が父として母として、どのように子どもに関わり、どのように子どもを取り巻く家庭を築いていくか?」を模索するのではなく、外部発注型というか、専門家にお任せというか、 教育への熱心さの柱が外に向かっているようでした。
幼児教室マナーズで実践しているまどか先生メソッドでは、このように捉えています。 「0歳から4歳あたりまでの子ども達は、毎日の家庭生活の中で、親の言葉・行為・姿、そして暮らしのあらゆる事象から、自然に学び、吸収し、成長していく時期である」と。もちろん、働くママ達、ワーキングマザーの場合には、 生後数か月から保育園に子どもを預け、お仕事に復帰されますね。「こんな我が家の場合は、子どもとの時間は長くはないもの・・・」とおっしゃるかもしれませんが、時間そのものは短くとも、密度の濃い時間を親との間に過ごしていれば、やはり「親子の時間」「家庭での時間」は子どもに一番大きな影響を与えます。
ですから!0歳~4歳までの間に「小学校受験を考え始めた」としても、「まずは、幼児教室探し」ではなく、ご両親であらためて、ご自分達の父親観、母親観、家庭への思い、我が子との関わり等を、しっかりと話し合ってみてください。
・どんな子どもになってほしいと願っているか
・親として、自分達はどんな家庭教育をしたいと考えているか
・どんな家庭でありたいと思っているのか
まずは、ここからスタートすることです。
「育てられ方」によって、子どもは大きく違ってきます。もっと言えば、幼児期の子どもは、ご両親が育てた作品でもあります。ご両親が育てたように育っていくのです。
幼児教室マナーズ(リンク)には、「年中児クラス」と「年長児クラス」の2学年のクラス設定しかありません。
では、0歳児から4歳児には何もすることがないのか?と問われれば、もちろん「たくさんあります!」しかし、その時期はご両親が親としての責任を自覚し、「こういう親でありたい」「こういう子を育てたい」「こういう子育てがしたい」という考えをしっかりと持ち、是非ぜひ、 家庭生活を大切にしていただきたい、と切に願っています。
0歳には0歳の、1歳には1歳の、2歳には2歳の時に学び、実践すべきことがあります。それは決して知育教材を使わなくてはならないことではないのです。そして、前倒しでする必要もないことです。幼小受験産業、幼児向け教育産業に振り回されることなく、極々平凡な日々の暮らしを「我が子との大切な、かけがえのない時間なのだ」という自覚を持って、瞬間、瞬間を大切に過ごしましょう。
小学校受験を見据えて、幼児期にすべきこと。そういうことに関しては、「0歳からの小学校受験」を参考にしてください。