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●正しい受験準備とはどんなものでしょう?
 「正しい受験準備」私は、そういう定義はない、と思っています。
敢えて言えば、わが子を誰よりも良く知り、愛していらっしゃるお父様、お母様が「これこそがこの子のため」と考え、お決めになった準備のスタイル、スタンスが、そのご家庭にとっての正しい受験準備なのだと思います。

 16年前、私が熱い思いを持って幼児教室マナーズを開校した当初は、当時主流だった「子供の個性や意志を重視するよりも、詰め込み式的な、訓練的要素の強い方法で、ガンガンと子供にペーパーをさせ、泣かせてでも数値的な優秀さを求める」という受験準備のスタイルに嫌悪感を持ち、真っ向からそれに対抗するメッセージを掲げてクラス作りをしていました。
「楽しく受験準備をしましょう!」それが私の提唱しスタイルでした。もちろん、今でも、私のスタンス、思いは、16年前の開校当初と何らかわりなく、むしろ、経験によってその意識は強固になった、と言っても過言ではありません。

 しかし、この16年間、たくさんのお子さんをお預かりし、ご両親にお目にかかり、最終的に今の私が到達した真理、があります。それが、まさに『お父様、お母様が、これこそがこの子のため!と考えた準備のスタイル、スタンスが、そのご家庭にとって最も正しい受験準備なのだ』という亊です。

●どんなスタイルがお好みですか?
4、5歳に子供は、スポンジのように何でも吸収していきます。上手に教えれば、何でも覚えます。そういうこの年齢の子供達の特性を活用し、一つ出来ればその次ぎ、それが出来ればまたその次ぎ…というふうに、どんどんと難易度の高いペーパーワークをさせていくことによって、多くの「スーパーチルドレン」が誕生しました。大人顔負けの記憶力、小学生並みの計算力…などなど。こういう「凄さ」に大きな価値を認め、これこそがわが子の成長だ、とお感じになるご両親もおいでになるでしょう。
その一方で、確かに幼い子供の吸収力には目を見張るものがある、という亊を認めながらも、詰め込み式学習法には少なからず疑問を感じ、「果して、小学校受験に必要なものは、本当にこういう力なのか?」と首をかしげ、少なくとも、我が家ではこういう「ガンガンタイプ」の受験準備はしたくないな、と思われるご両親もおいでになるでしょう。
このふた組のご両親が、同じスタンス、同じスタイルの受験準備で満足をするか?納得出来るか?いやいや、絶対に出来ないでしょうね。

 「私の考える小学校受験」の項目でも書いた通り、私は、小学校受験での着眼点、大切なポイントは「ご家庭と子供の能力」の2つだと考えています。
ですから、スーパーチルドレンが、能力面での優秀さだけに片寄る事なく、家庭生活も豊かで、人間的にも味わいのある子供であれば、こんなにすばらしい亊はありませんし、また、「詰め込み式」に疑問を感じるご両親の元に育つお子さんであっても、心豊かでありながらも、やはり時には歯を食いしばってがんばる気力と、向上心を持って、物事に取り組める事は大事ですね。
私は、この「家庭と子供の能力」という2つの柱がどちらも欠ける事なく、子供が伸びやかに成長していくためにも、親の意識が何より大切であると痛感しています。そして同時に、その親の意識によって、受験の準備の方法、スタンス、スタイルが自ずと決まってくるのではないか、と考えているのです。

 

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