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 「私たちは、是非うちの子を、○○学園に入れたいのです。そのためには、どんな準備をすれば良いでしょうか?」こういうことをおっしゃるご両親は多いものです。「願書にはどう書けば有利でしょう?」「面接では何にポイントをおけば、合格しやすいでしょうか?」そう真剣にたずねられても、私には答えるべき言葉がみつかりません。
もちろん、「A校向けの面接対策」とか、「B校の面接は〜〜を話すべし」など、そういう情報を与え、即席に作った人格で、A校、B校に向かいなさい、などという教室側に一番の問題があるのだとは思いますが、親のほうもそんな軽薄なアドバイス、個人の人格をぺしゃんこにしてしまうような注文には耳を高向けるべきではないでしょう。
真実の「あなた」がいない「一夜漬け的人格」で、志望校の先生方の前に出ていくのは恥ずかしい事だと私は思いますし、何より、伝統校の教育者は、そんな軽薄な人格を見抜く、もっともっと深い目を持っていらっしゃるものです。
そして、みなさんが思っていらっしゃる以上に、会って、ふたこと、みこと話せば、そのご家庭の雰囲気、お父様、お母様のお人柄はわかるものなのです。そうですねえ、そこに流れる「空気と温度」とでも言いましょうか。

私はいつも、小学校受験には、ちょっとした「背伸び」は大切ですよ、と話します。居ずまい正し、良い緊張感を持つことは必要だと思うのです。せっかく、親子ともに準備をしていく小学校受験。着替えもせず、緊張感もなく、いつでもパッパといけてしまう学校なら、わざわざ目指すことはありませんでしょう? 
どんな親も子も、100点満点などいないのです。どんな父親も母親も、自分の思い描く理想の親像を目指しながらも、理想と現実の狭間で歯ぎしりし、自分の不甲斐なさを悔いたり反省したり・・・ それでも一生懸命に我が子を愛し、常に最善の道を模索している・・・ そうではありませんか?
そんな「偽りのない正直な姿」のままで、肩の力を抜いて、そして志望する幼稚園、小学校に対して「心」だけはまっすぐに向けて、真摯な姿勢で考査に臨んでください。
そういうピュアな姿で試験に臨めば、自然に「大きな力・流れ」によって、きっと一つ一つのご家庭にとって最良の道が目の前に開けていくに違いありません!そして、開けてくる道こそがその家庭にとっての「一番の」道なのです。

 

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