幼児教室+小学校受験+私立小学校受験

0歳児~3歳児のお父様、お母様へ

家庭教育こそが、子どもの基礎を築きます

 町に出れば、「えっ?この二人がこの子の両親なの?」と、さまざまな意味で、かなり驚いてしまうような家族も頻繁に見受けられる時代になりました。ひと時代前であれば、結婚することも、親になることも、かなりの覚悟を持って成される一大事でしたが、今では、成り行きで結婚する、結果的に親になった・・・のようなことも少なくありません。こんな時代の中で、家庭や親は完全に二分化されました。
  「わが子の教育に高い関心を持ち、子育てをする親」
  「わが子の教育に深い思いやこだわりを持たない親」です。
  私はもちろん、前者の親と長年関わってきました。そして、教育に深い関心を寄せ、高い意識を持って子育てをする親達の「強い思い」に接してきたのです。
  しかし、どんなにご両親がわが子に思い入れを持ち、小学校からの教育環境を私立という、さまざまな意味でもレベルの高い学校教育を求められたとしても・・・教室に通ってする受験のための準備は2年間で十分、と考えています。

  私は、その考えに基づき、「年中児クラス」と「年長児クラス」の2つのコースのみを開講しています。
  もちろん、実際には、早い時期から私立小学校受験を考える1歳児、2歳児、3歳児をお持ちのご両親から、たくさんのお問い合わせをいただいています。
  「年少児クラスはありませんよ。」
  「お教室に通っていただくのは、長くても2年間で十分ですよ。」
とお答えするたびに、お問い合わせをくださった方々は、必ずこうおっしゃいます。
「せっかく、早くに思い立ったのですから、前倒しで準備を始めることはできないのですか?少しでも早くから始めたほうが、子どもにとっても有益なのではないのですか?」と。

  こういうご両親の疑問は、もっともなことです。 しかし、こういうことを繰り返しているうちに私は、私はこのホームページの中で、なぜ2年間で十分と考えているのか?早くに思い立った方だからこそ、理解しておくべきことは何か?ということを、きちんとお伝えする必要性を感じました。


小学校受験を思い立ったら、まずは何をすべきか?

 小学校受験の準備 = 教室に通ってする準備、だけではありません。しかし、多くの ご両親は、ここのところを誤解をされているようです。小学校受験と聞けば、すぐにドリル的な準備、知育的な訓練を思い浮かべられるのですね。
  確かに、小学校受験の考査内容には、能力開発で用いられる知育的ドリル(小学校受験の世界では、それを『ペーパー』と呼びます)があります。ですから、ペーパー対策は必要ですし、それをすることによって、さまざまな力が身につきます。
  しかし、実際の小学校受験では、こういう知育的能力以上に「子どもの成育環境、日頃からの家庭教育」が重視され、その中で自然に育ってきたであろう子どもの人柄、行動パターンなどが観察されるのです。

  「将来、小学校受験をさせようと思うから、早い時期から幼児教室で受験準備をさせよう」と思い立ち、子どものマネージャー的におけいこ同伴ママになり、日常の家庭生活がなおざりになってしまったとしたら?まさに本末転倒ですね。
  ・・・にも関わらず、上記のようなマネージャーママのご家庭では、知育的準備によって、わが子の「できること、わかること」が増えていくことにすっかり満足し、最も大切な「家庭教育」が抜け落ちていくのです。 私は、こんなに残念なことはない、と思っています。こんなになるのならば、早い時期から、小学校受験を思い立たないほうが、ずっと子どもの成長には意味ある家庭教育ができたでしょう。

  子どもが成長していく上で、最も大切な時期は「幼年期」だと言っても過言ではありません。その子の人格形成の基礎となる0歳、1歳、2歳という早い幼年期だからこそ、手抜きをせず、親が自覚と意識を持って「家庭環境を整え、その中でわが子が自然に学んでいける生活」をしていかなければなりません。
  こういう家庭教育の中で、時間をかけて築き上げられたしっかりとした土台があるからこそ、その上に立派な上物、知識で作っていくお城を建てていけるのです。このあたりのところは、「知識より、知恵を」の項目で詳しく述べていますので、こちらも参考にしてください。

  伝統ある私立小学校、国立小学校で、我が子に高いレベルの教育を受けさせたい、より良い教育環境を与えてやりたい、と望まれるお父様、お母様だからこそ、知っていていただきたいことは少なくなりません。
  小学校受験を考える意識の高いご家庭が、我が子の幼年期の家庭生活を、あらためて見つめていただく好機として、この項目を役立てていただければ幸いです。

・ 間違ったリードをしないこと

 我が子が誕生した瞬間から、「将来、この子を是非、私立小学校に通わせたい!」そう思われるご家庭は、現代では少なくありません。
  受験準備をサポートする立場としては、やはり「急に思い立って私立小学校受験を考えたのですが・・・大丈夫でしょうか?」と言われるよりも「先生、我が家では夫婦で話し合い、この子の誕生からずっと、私立小学校受験を考えてきました!」と言っていただけるほうが安心です。
  しかし、いくら早い時期から小学校受験をお考えになっていたとしても、ご両親が正しい知識と、それに向かうための姿勢を理解していなければ、0歳児、1歳児、2歳児という、大切な幼い我が子をミスリードしてしまう・・・こういう危険性があることも事実です。
  受験の準備、と聞くと、たいていの方は、「知育教材を使ってのご家庭での早期教育」や「早期からの幼児教室通い」を思い浮かべられますが、そういう外注的準備に奔走するよりも、幼年期だからこそ大切にしなければならない「親子の時間」に重点を置き、知育に偏らない毎日を過ごしてください。

・ 家庭生活を大事にしましょう

 受験準備。ここで忘れてはならないのは、毎日の家庭生活、です。
  親子の時間、家庭での時間、これは、子どもに非常に大きな影響を与えます。子どもは、親の行動、言動、家庭内の様子、空気、それらのすべてを五感で感じ、それらから多くのことを学んで、日々成長をしていると言っても、過言ではありません。  このホームページの「私の考える小学校受験」の項目にも書いた通り、私立小学校では、ほとんどの学校が、両親面接を実施しています。実際に学校に通うのは子どもにもかかわらず、なぜ両親の面接を必要としているのか?こたえは、簡単ですね。  無垢な子ども、白紙のキャンバスを持って生まれてきている子どもを育て、そこに絵を描き始めるのは両親、だからです。  

  知育的な能力は、訓練をすることによって育ちます。いわゆる、後付けのできる部分です。しかしその一方、子どもが両親や家庭から自然に身に付けていく部分は、短期間に修正などできない、もっと深いところから身に付くもの、なんです。
  だからこそ、私立小学校では、その子を判断する時に、ご両親や、そのご家庭の雰囲気を強く知りたい、と思われるのです。ここが、偏差値、点数がすべての中学受験や高校、大学受験との大きな違いです。
* あなたのご家庭は、季節感のある暮らしをし、生活に潤いのあるご家庭ですか?
* 毎日の日常生活に穏やかな空気の流れ、心のゆとりはありますか?
* 家庭では正しい日本語を使い、子どもに話していますか?
  もちろん、チェック項目は、もっともっとたくさんありますが、こういうことに意識を持って暮らしていく生活と、何も意識せず、ただただ日々を送っていってしまうのとでは、子どもに与える影響は、大きく違ってきます。
  どうぞ、知育教育ばかりに熱を入れずに、家庭生活そのものを、根本的に見直していきましょう。

・ 0歳~3歳児の親が、認識しておくべきこと

 ここ数年、子どもの教育に高い意識を持つご両親には、大きく分けて2つのタイプがあります。

1.子どもの自主性を尊重する親

  こういうご両親は、「子どもの意志を大切にする」をスローガンに子育てをし、子どもが幼い頃から、親から何かを与えたり、強制したりすることなく、ひたすら、「子どものしたことをさせる」ということに徹して、子どもに接しています。
  確かに、相手が誰であっても、意志を尊重する、ということは非常に尊いことです。しかし、一見とても素敵なことに思えるこの教育方針は、一つ間違うと、「野放し状態」を作ってしまいます。
  まだまだ子どもは未熟で、自分の意志はあっても、それに対する判断力もありませんし、社会性も備わっていません。要するに、子どもの世界は極々狭いものです。  例えば、子どもの知っている遊び、子どもの知っている知識、子どもの知っている習慣が、AとBとCという3つしかなかったとしたら?
  子どもの自主性に任せてしまうと、その子は、常にこの3つのことをグルグルとローテーションやっていくしかありません。そしてもし、D、Eという新しいものを会得したとしても、そのDとEは、果たして道徳的に良いものであるのかどうかもわからないのです。
  良くも悪くも、最も自分にとって身近な両親という存在から、様々な多くの新しいチャンス、刺激、働きかけがなければ、こういう子ども達は、狭い狭い世界の中の大将・・・自己中心的で、自分勝手で社会性の育っていない子どもになってしまう危険性が大きいのです。

2.子どもに知識をシャワーのように与え、知育教育に熱心な親

  「早期教育信奉者」であるご両親は、子どもが幼い頃から、国際人としての外国語教育、芸術をはじめとする情緒教育、英才教育的な知育雑誌の定期購読や教室通い・・・など、優秀な子どもを育てるためのあの手この手を考え、その機会を与えます。  子どもの脳は柔らかく、どんなことにも反応し、きっとそれなりの成果は必ずあるはずです。それらのすべては、決してマイナスになることはありません。
  しかし、間違ってはいけないことは、人の賢さとは、知識量ではない、ということです。 たとえば・・・
  * 「ほし」を英語で「star」ということを知っていること。
  * 「いるかは魚ではなく、哺乳類である」ということを知っていること
  確かに、幼いわが子がそれをとくとくとして披露してくれると、親とは嬉しいものです。けれど、それを知っているということが、その子の「偉さ、賢さ」ではない、ということを、親は認識していなければなりません。
  もちろん、「star」という音を発音し、それを音として覚え、記憶することはすばらしいことです。でも、それ以上のものではありません。
  0歳児、1歳児、2歳児の頃は、「ほし」という音を覚え、空で瞬く星を見たら、それが「星」であることを認識し、「ほし(おほしさま)!」と表現できるようになることが一番です。
  そして、その次には、親子の生活の中で、星にまつわる昔ばなしを知ったり、夜になったら見えて、昼間は見えない星を不思議だなあ・・・と感じる心を育てたり、七夕のお飾りを一緒に作っておりひめ様やひこぼし様のお話をしたり・・・と、「star」を覚えるよりも、もっともっと、連鎖してひろがっていく素敵な世界があるのです。そういう世界を広げてあげるのは、親の役目であり、知育教室ではありません。
  今の子ども達は、一様に知識は豊富です。実際に見たり触れたりしなくても、家に居ながらにして「知っている気分」にさせてくれるインターネットのような便利なツールもありますから。 
  けれど、5,6年前から、子ども達の想像力の乏しさ、連想していく力の貧困さは、本当に情けない思いになるほど酷いもの・・・なんですよ。

・ 子どもの「人間力の基礎」を築く

 「三つ子の魂、百まで」という諺がありますね。「雀、百まで踊り忘れず」というのもあります。昔から、語り継がれていることは、まさに正しい、そう思います。
  知育も大切です。幼い頃の知育は、記憶の部分を育てるというよりは、頭の体操をしているようなもので、脳のさまざまな部分を刺激し、成長を促していきます。しかし、そのつど考えるのではなく、数をこなすことによって「慣れて」いき、習熟度が高くなったように錯覚していると、その子の本当の考える力は育ってはいかないでしょう。
つまり、知育教育をするのであれば、たくさんの量をさせることで親が自己満足するのではなく、本当の意味での知育、「知ることの喜び、考える楽しさ、聞くことの大切さ」を学んで欲しいと思います。決して「知識コレクター」にならないこと、ですね。

さあ、これが結論です。

 家庭生活を大切にし、日々を「親子での学びの場」としてください。潤いのある生活の中で、豊かな人間性が育まれます。四季のある日本という国に生まれたことに感謝し、季節折々の行事や自然の恵みを楽しみ、たくさん話し、たくさん感じ、たくさん学んでください。
 脳の刺激となる適度の知育教育からは、学ぶ楽しさ、知ることの喜び、がんばって取り組むことの大切さを教え、達成感を味わわせてあげましょう。
  こういう真っ当な家庭生活こそが、子どもの「人間力の基礎、基盤」になります。確固とした基盤があるからこそ、その上に立派な建物が建つのです。基礎を築くのは、親の役目です。

  どうぞ、将来のために、楽しんで他の項目もご覧ください。小学校受験がどういうものであるか?ということを、しっかりとご理解いただけることと思います。
  そして、お子さんが年少児としての生活に慣れられた頃に、幼児教室マナーズにご連絡ください。みなさまのお子様とお目にかかれる日を、楽しみにしております!!
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